補聴器を上手にお使いいただくために

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補聴器を上手にお使いいただくために

ご本人にとってご家族の一言は私どもの言葉の何倍もの重み、励みになると思い

ますので何卒ご協力の程をお願い申し上げます。そこで私たちスタッフの経験も

含め、ご家族へのお願いや使い方のコツを箇条書きにしましたので参考にしてい

ただければ幸いです。

○ ゆっくりはっきり

補聴器をお渡しする時はその方の聞こえに応じて音を増幅してあります。ですの

で、装用していない時のように大声で話すと、音が割れたり、頭に響いたりと、

ご本人は不快になってしまいます。補聴器を装用しているときは、大きな声で話す

よりも、ゆっくり、はっきり、話しましょう。この時「お」「と」「う」「さ」「ん」「き」「こ」「え」

「ま」「す」「か」と一語一語区切って話すより、「おとうさん」「きこえますか」と音節で

区切って話すのがコツです。

○ 焦らず余裕をもって

補聴器を付けた当初は、ご本人はもとより、ご家族もその効果が気になるところ

です。ご相談で時々目にするのが、補聴器を装用したとたんご家族が「よく聞こ

える?」と何度も繰り返し聞いている光景です。実際にあった事例ですが、補聴器

をお試ししたある方は、家に帰ったら補聴器を付けている間、頻繁にご家族から

「聞こえる?聞こえる?」と頻繁に聞かれ、神経が参ってしまったとの事でした。

これではご本人が疲れてしまいますし、負担になっってしまいます。

周りの方が効果を確認する良い方法は、ごく普通の会話をごく自然にして反応を

観察する事です。補聴器を装用すると聞き返しが減るとか、テレビのボリューム

を下げて聞けるようになったなど何か変化があるか観察してみて下さい。

気持に余裕をもって、焦らず温かく自然に接してあげて下さい。

○ 最初は静かなところから

補聴器を初めて装用される方は、聞こえないことにお耳が慣れていて、音を最終的

に受け止め分析する脳も、長い時間をかけてご本人の聞こえに合わせて感覚が調整

されていますので、そこに補聴器で音を入れると物理的には小さな音でも感覚的に

凄く大きく聞こえ不快になってしまいます。そのため補聴器の調整は装用経験に合

わせ、初めての方には音量を小さめに調整するのが一般的です。ご家庭でも最初は

音の情報量の少ない、静かな環境で聞いて頂き、慣れるに従って少ずつ賑やかな

場所でご使用頂くのがコツです。

○ 具合が悪くなったら出来るだけ早く

補聴器の購入後全ての方がうまく行くとは限りません、オーダー補聴器を購入し

たものの、ピーピー音(ハウリング)が止まらないとか、きつくて痛いなどなど、

実際作ってみた結果、耳かけ型での試聴では問題にならなかった不都合が出る

事もあります。そんな時は出来るだけ早くご相談下さい。お店での調整や修正

では解決しない場合、リオネットのオーダー補聴器は購入後4ヶ月は無償で何度で

も作り替えが可能です。(自然故障での保証期間とは別扱いですので期間終了

後も自然故障での保証は継続となります。)またどうしてもご満足頂けない場合

は、上記期間内なら返品も可能ですので、少しでも気になる事がありましたら

我慢されず遠慮なくお申し出下さい。(耳かけ型補聴器は扱いが異なりますので

購入時にご確認下さい。再作返品可能期間はメーカーにより対応がが異なります

ので、こちらも購入時にご確認下さい。)

○ お店に何度も行くのは悪くて・・・

なんて事を聞く事が時々ありますが、そんな事はありません。いつでもお待ち

しております。補聴器の点検やお掃除はもちろん、近くに来たからお茶を飲み

に寄ったなんて大歓迎です。毎日お客様の記録を見ては上手く使えてるかな?

しばらく来ないな~、なんて心配しております。

どうぞ遠慮なくどんどん注文を付けて下さい。そしてお店を賑やかにして下さい。

リオネットで買って良かったと言ってもらえるよう一生懸命対応させて頂きます。